ULTRON HFシリーズについて

ULTRON HFシリーズは、階層的な多孔構造を有するモノリス型シリカ^(*)を採用した高精度分離分析向けのキャピラリーカラムです。
モノリス型シリカは吸着層となるシリカ骨格の厚みを薄く設計出来ることに特徴があることから、本シリーズは、特に高分子量の化合物の分離分析に強みを有しています。
また、カラム内径が0.1mmのように細いことから、ナノフローLCで使用出来ますので、高感度検出を必要とするLC/MSに適しています。
分子量の比較的大きなペプチド、さらにはインタクトタンパク質の高感度ならびに高精度分離分析に取り組まれている皆様へ、ULTRON HFシリーズをお勧め致します。

（*）モノリス型シリカは、京都大学 曽我先生、中西先生、京都モノテック社により開発され、京都工芸繊維大学 田中先生らによりHPLC用カラムとしての構造制御や特性解析がなされました。

(1) N.Tanaka、H.Kobayashi、K.Nakanishi、H.Minakuchi、N.Ishizuka, Anal. Chem.73（2001）420A-429A.
(2) H. Kobayashi, T. Ikegami, H. Kimura, T. Hara, D. Tokuda, N. Tanaka, Analytical sciences. 22 (4), 491-501

• ULTRON HF-ODS
• ULTRON HF-C4
• ULTRON HF-MBS
• ULTRON HF-Phenyl